ごきげん漢方川田薬局からのお知らせ


病気のある位置や病期(病期の時期)を表します。
病邪(漢方の概念の病気の原因)は、体の外から内へと侵入します。 そして、それぞれの段階(ステージ)で特有の症状を表します。

陽のステージ(太陽、少陽、陽明の三陽)では、熱性の症状が見られ、陰のステージ(太陰、少陰、厥陰の三陰)では、寒性の症状が見られる。

  • 陽病(三陽)とは十分正気があって、熱を八誌病邪と戦っている状態であり, 発汗剤, 清熱剤, 下剤などを用い病邪を攻めながら治す。
  • 陰病(三陰)とは、正気は弱り, 病邪には体内まで入られ悪寒中心の状態を陰病といい, 補剤を用い正気を補いながら治す.
陽病(三陽)正気があって、熱を発しながら、病邪と戦っている状態である。病邪を攻めながら治す。(発汗剤・下剤・清熱剤を用いる。)
太陽病陽の始めであり、身体の表面に病がある状態。(表)
少陽病身体の表面から、やや中へ侵入した状態。(半表半裏)
陽明病陽が明らかになる。病邪が完全に身体の中に侵入して熱をもった状態。(裏)
陰病(三陰)正気が弱って、体内に病邪が侵入してしまい、悪寒が中心の状態である。補剤で正気を補いながら治す。
太陰病陰の始めであり、病気が体の中に入り込み、抵抗力が落ちはじめ、冷えや下痢など、寒の症状が中心。
少陰病病気への体力・抵抗力が少なくなり、エネルギー不足になった状態。
厥陰病最終段階で、体力が殆どなくなってきている状態。

それでは次に、もう少し詳しい場所・位置、症状・病態等を表示します。

病期場所・位置症状病態
三陽 太陽病体表部(表位)
皮膚を含む体の浅部
発熱・悪寒・頭痛・発汗・脈浮・頭項強痛表熱証
(表熱実・表熱虚)
少陽病半表半裏部
体表部(皮膚)と深部(腸管部)の中間部位
=胸膈部内の臓器
寒さと発熱が交互に来る。(寒熱往来)
胸部が重苦しい(胸脇苦満)
口が苦い(口苦)
口が乾く(口乾)
めまい・嘔吐
半表半裏熱証
陽明病体の深部(裏位)、腸管部に相当持続する発熱、大汗、激しい口渇裏実熱証
三陰 太陰病裏位・腸管部食欲不振、下痢、嘔吐、お腹がはる。
(自痢。食下らず、時に自ら腹が痛む。もし下せば、必ず結腸する。)
裏虚寒証
少陰病体表部(表位)悪寒、下痢、足の冷え、関節の痛み、疲労倦怠。
(脈微細、ただ寝んと欲する。)
表寒証
厥陰病胸膈部内の臓器(半表半裏部)四肢厥冷、血圧低下、脈はふれなくなり沈細。(気上って心を撞き、心中疼熱、飢えて食を欲せず。)陰の極み